2012'03.26.Mon
−Killing Jokeとツアーしているけど、サポートアクトが大変な目に遭うって評判だよね。どうやって乗り切っている?
Killing Jokeとのツアーは大変ではないよ。毎日サウンドチェックも出来るし、ステージでも毎晩やりたいようにやれている。大したことはないさ。彼等はみんな話し易いし、ショウもソールドアウトしている。サポートとしてこれ以上望むことがあるかい?
−彼等のファンは狂信的だったりもするけれど、君達の演奏にどんな反応を見せている?
様々だね。大抵真っ二つに分かれるんだよ、半数は気に入るし半数は嫌いになる。Icarus Lineにとっては好都合だよ、俺達は逆境を糧にしているからね。ブーイングは大歓迎だよ、かかってこい!さ。
−Killing Jokeとツアーするという素晴らしいチャンスに恵まれたけれど、どこでやるにしても、今の経済状況でツアー資金を得るということの困難さは?
ああ、金は重要じゃないさ。ショウを確実にやりこなすためにはパンクロック的な戦術に訴えるしかないよね。知らない人達や友達の助けなしにはこれらのツアーは実現しなかったよ。俺達がショウを続けることを可能にしてくれる数少ないキーパーソンがいるんだ。決して簡単ではないけどね。俺達の誰も金持ちではないからね、生き抜く手段を見つけるということが第二の天性になったのさ。
−個人的にPenance Soireeは世紀の傑作の一つだと思うし、リリース当時の評価の高さがそれを裏付けてもいるよね。これでバンドが飛躍するかと見えたけれど、決してあのアルバムにふさわしいほどのヒットにはならなかったようだ。何故だと思う?
何故MC5やStoogesが評価されるようになるまで何十年もかかったんだろう?世の中そんなもんさ。俺は素晴らしい時を過ごせたことに感謝しているし、何一つ変えたくはないよ。
−はたから見ると、いつもIcarus Lineはこの上なくロックンロール的なライフスタイルを生きてきたようだけれど、実際そうだった?もしそうだとして、成長するにつれ今では穏やかになっていたりする?
何年もかけて成長するにつれ、大事なものも変わるし、人は変わるさ。本質的には今も同じバンドだよ、いつもそうであったようにね。多分少しは賢くなったかな。毎晩午前4時まで起きてるかって?まあね。それはドラッグをやっているから?ないね!
−Black Lives at the Golden Coastは君達のラストアルバムになるかのように見えたけれど、Icarus Lineの復活と新作Wildlifeを実現したものは何だったの?
いつも、もっと良いレコードを作れるような気がするんだ。そう思えなくなればもう作らないだろうね。Wildlifeは自分自身を超えるための最新の試みだった。今のバンドは最高だし、早く新作を作りたくてたまらないよ。
−新曲が出来ているの、それとも単にそう考えてる段階ってこと?近々またアルバムが出るの?
ああ、全く新しいアルバムを準備中なんだよ。ツアーが終わり次第スタジオに飛び込んで、新作に取りかかるのさ。全ての素材がそこにあって、録音すればいいだけなんだ。
−新作を作るにあたり、DIYベースでやることで自由にやれていると思う?レーベルと仕事をするより制約が少ない?
俺にとっては実際違いはないね。資金源にかかわらず、Icarus Lineはいつでも妥協せずにやってきた。俺達を取り巻く状況がどのように展開しようとも、俺がバンドでやるべきことは変わらないよ。俺達はロックンロールバンドだ、そうするべきだろう?
−僕が思うに−いや実際に、レーベルというのは、商業的な成功だけを目的として、バンドやミュージシャンを特定の型にはめようと、独創性や見せ方をコントロールしようとしかねないものだよね。過去に、君達自身のアーティスティックなやり方に従うという姿勢がレーベルとの対立を招いたことはなかったの?
そうかもね。でも他の人達がどう思うかを気にしていたのは遠い昔の話だよ。そういう下らないことをどうにかしたければ、一度気にするのをやめてしまうことだね。過去にあった対立なんて、どれも取るに足らないことさ。
−アルバムのオリジナルタイトルはJoe Cardomone Versus The Icarus Lineだったって本当?どうして?
ああ、それが仮タイトルだったよ。その名前がまさにぴったりじゃないかな。このバンドは俺の一番の財産であり一番の敵でもあるからね。
−興味深いね、何故バンドが君の一番の敵なのか。
この長年にわたる重荷のせいで、俺はバンドの成功と責任全てを背負ってきたんだ。過去のメンバーの軽率さ、あるいは評判に対処することはいつまでも課題だろうね。彼等がとっくにバンドを去った後、俺は今もここにいて、過去の残骸を乗り越える方法を模索しているんだ。12年に及ぶ破滅の歴史、そして時には更にひどくもなる。とは言え悪いことばかりではないし、変えたい過去など一つもないけどね。
−ファンは新しいアルバムにどう反応している?
人それぞれだね。去って行くファンもいるし、新しいファンも出来る。まさに人生そのものだよ。成長し共に付いて来る人もいれば、過去にしがみつき取り残される人もいる。古いファンが去るにつれ、新しいファンも現れるのさ。
−Icarus Lineとして、今後望むことは?
さあね。今はヨーロッパツアーと新しいレコードだね。それ以降のことは、俺の神秘の次元に訊いてみるしかないさ。
http://www.mudkiss.com/joecardamoneinterview.htm
Killing Jokeとのツアーは大変ではないよ。毎日サウンドチェックも出来るし、ステージでも毎晩やりたいようにやれている。大したことはないさ。彼等はみんな話し易いし、ショウもソールドアウトしている。サポートとしてこれ以上望むことがあるかい?
−彼等のファンは狂信的だったりもするけれど、君達の演奏にどんな反応を見せている?
様々だね。大抵真っ二つに分かれるんだよ、半数は気に入るし半数は嫌いになる。Icarus Lineにとっては好都合だよ、俺達は逆境を糧にしているからね。ブーイングは大歓迎だよ、かかってこい!さ。
−Killing Jokeとツアーするという素晴らしいチャンスに恵まれたけれど、どこでやるにしても、今の経済状況でツアー資金を得るということの困難さは?
ああ、金は重要じゃないさ。ショウを確実にやりこなすためにはパンクロック的な戦術に訴えるしかないよね。知らない人達や友達の助けなしにはこれらのツアーは実現しなかったよ。俺達がショウを続けることを可能にしてくれる数少ないキーパーソンがいるんだ。決して簡単ではないけどね。俺達の誰も金持ちではないからね、生き抜く手段を見つけるということが第二の天性になったのさ。
−個人的にPenance Soireeは世紀の傑作の一つだと思うし、リリース当時の評価の高さがそれを裏付けてもいるよね。これでバンドが飛躍するかと見えたけれど、決してあのアルバムにふさわしいほどのヒットにはならなかったようだ。何故だと思う?
何故MC5やStoogesが評価されるようになるまで何十年もかかったんだろう?世の中そんなもんさ。俺は素晴らしい時を過ごせたことに感謝しているし、何一つ変えたくはないよ。
−はたから見ると、いつもIcarus Lineはこの上なくロックンロール的なライフスタイルを生きてきたようだけれど、実際そうだった?もしそうだとして、成長するにつれ今では穏やかになっていたりする?
何年もかけて成長するにつれ、大事なものも変わるし、人は変わるさ。本質的には今も同じバンドだよ、いつもそうであったようにね。多分少しは賢くなったかな。毎晩午前4時まで起きてるかって?まあね。それはドラッグをやっているから?ないね!
−Black Lives at the Golden Coastは君達のラストアルバムになるかのように見えたけれど、Icarus Lineの復活と新作Wildlifeを実現したものは何だったの?
いつも、もっと良いレコードを作れるような気がするんだ。そう思えなくなればもう作らないだろうね。Wildlifeは自分自身を超えるための最新の試みだった。今のバンドは最高だし、早く新作を作りたくてたまらないよ。
−新曲が出来ているの、それとも単にそう考えてる段階ってこと?近々またアルバムが出るの?
ああ、全く新しいアルバムを準備中なんだよ。ツアーが終わり次第スタジオに飛び込んで、新作に取りかかるのさ。全ての素材がそこにあって、録音すればいいだけなんだ。
−新作を作るにあたり、DIYベースでやることで自由にやれていると思う?レーベルと仕事をするより制約が少ない?
俺にとっては実際違いはないね。資金源にかかわらず、Icarus Lineはいつでも妥協せずにやってきた。俺達を取り巻く状況がどのように展開しようとも、俺がバンドでやるべきことは変わらないよ。俺達はロックンロールバンドだ、そうするべきだろう?
−僕が思うに−いや実際に、レーベルというのは、商業的な成功だけを目的として、バンドやミュージシャンを特定の型にはめようと、独創性や見せ方をコントロールしようとしかねないものだよね。過去に、君達自身のアーティスティックなやり方に従うという姿勢がレーベルとの対立を招いたことはなかったの?
そうかもね。でも他の人達がどう思うかを気にしていたのは遠い昔の話だよ。そういう下らないことをどうにかしたければ、一度気にするのをやめてしまうことだね。過去にあった対立なんて、どれも取るに足らないことさ。
−アルバムのオリジナルタイトルはJoe Cardomone Versus The Icarus Lineだったって本当?どうして?
ああ、それが仮タイトルだったよ。その名前がまさにぴったりじゃないかな。このバンドは俺の一番の財産であり一番の敵でもあるからね。
−興味深いね、何故バンドが君の一番の敵なのか。
この長年にわたる重荷のせいで、俺はバンドの成功と責任全てを背負ってきたんだ。過去のメンバーの軽率さ、あるいは評判に対処することはいつまでも課題だろうね。彼等がとっくにバンドを去った後、俺は今もここにいて、過去の残骸を乗り越える方法を模索しているんだ。12年に及ぶ破滅の歴史、そして時には更にひどくもなる。とは言え悪いことばかりではないし、変えたい過去など一つもないけどね。
−ファンは新しいアルバムにどう反応している?
人それぞれだね。去って行くファンもいるし、新しいファンも出来る。まさに人生そのものだよ。成長し共に付いて来る人もいれば、過去にしがみつき取り残される人もいる。古いファンが去るにつれ、新しいファンも現れるのさ。
−Icarus Lineとして、今後望むことは?
さあね。今はヨーロッパツアーと新しいレコードだね。それ以降のことは、俺の神秘の次元に訊いてみるしかないさ。
http://www.mudkiss.com/joecardamoneinterview.htm
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2011'10.16.Sun
"Spit On It"
"Venomous"
・私がLexingtonに到着した時ちょうどバンから機材を降ろしているところだったが(既に開場予定時間過ぎてた)Joeは移動中もスーツ着用らしい
・セッティング時、床のモニターを動かして位置を決めた後一人でyeah!とか言ってたのできっと今日は気合い入ってると推測
・前座バンドの演奏中ステージ袖でノリノリで見てたのできっと今日はノリノリだと推測
・客は多分80人くらい。ハコが狭いので、ちょうどいい入り具合
・プロの撮影隊が結構入ってる
・禁煙だっつってんのに喫いかけのタバコを持って登場。SEが終わるあたりでおもむろにひと喫いし床に投げ捨てたのを合図に最初の曲に入る(かっけー)
この日のライヴは最高でした。
Cardiff→Manchester→Londonと、見るたびに良くなっていった感じです。
ぶっちゃけJoeさえいればイカルスは大丈夫なんだろうなと思います。メンバーが不安定だとかセットが短いとか、マイナス要素と思える事柄は全てどうでも良くなりました。多分この人はもう何があっても動じないしどんな状況にあっても必ずその時点における最高のライヴを見せてくれるのでしょう。毎回というのは無理だとしても。
終了後JoeにAlvinは??と訊いてみると一言「仕事してる」(注:後で気付きましたがHolloysのツアーに参加なのかも)。「彼はまだバンドにいるの?」と言ったら「どうだろうね?」と。あくまで表情は穏やかでした(完)
2011'10.16.Sun
"Bad Bloods, No Lord"
"Slow Death"
・客は多分40人くらい。結構広い。渋谷クアトロくらい?
・セッティング中Joeがスタッフを質問攻めにした後ありがとう、今日はよろしく!とがっつり握手
・その後ステージでタバコを喫い始めると速攻スタッフに止められる@屋内完全禁煙の国。Sammyが「俺が捨てて来る」とタバコ持って消えるが10秒後に戻って来てタバコをそのままJoeに返す。ステージの隅に隠れて二人で何か話しながら一度火をつけたものは当然最後まで喫い切る
・ライヴが始まっても私以外誰もステージ2m以内に寄り付かないorz
・私がJoeにカメラを向けると自分が被らないようにササッとどいてくれるLance。何度もどかせてすみませんでした
・セットリストは多分Cardiffと同じ。前日よりかなり調子出て来た感じ(前日も悪くはなかったけど)
2011'10.16.Sun
"We Sick"
"It's Alright"
UKツアーに行って来ました。
ツアー直前になってTroyがバックレたため急遽Bixby KnollsのSammyが代打で参加したということでしたが、普通に馴染んでいたので見たところ問題なさそうでした。それよりもAlvinがいないことに衝撃、そして代わりにベースを弾いているのは帰って来た男Lance。
ライヴレポとか苦手なので以下箇条書きにて失礼致します:
・客は多分20数人。ハコはかなり狭い
・セッティング中何故かステージを雑巾で拭くJoe
・約40分、アンコールなし
・過去のアルバムからやったのはSpit On ItとKingdomくらい
・客「One More! 」Joe「 No More.」そのままカバン持ってまっすぐ出口に消える
2011'08.30.Tue
"I’m about to get into some new shit. And not Garage Band covers of Black Flag that I totally didn’t want up on Facebook but all these damn websites are interlocked and up it went. I hope nobody got too scared or confused, that’s the sound of me, Carolyn & friends Mike Morin and, although he doesn’t really know it & only did 1 take, Aaron North, I couldn’t resist the urge. I have some cool stuff in the aforementioned works with Aaron and Mike. It’s all very hush hush, unlike me."
http://www.anniehardyparty.com/post/9568186920/working
http://www.anniehardyparty.com/post/9568186920/working
2011'08.25.Thu
俺達は1998年からツアー、レコーディング、姿を消すことを何度も繰り返していた。俺達はそれぞれロサンジェルスの中・低所得者層地域の出身で、高校時代のパンクバンドから始まり、後にワールドワイドで活躍するまでになった、ちゃんとした所からの資金面でのサポートは皆無に近かったにも関わらずね。準メジャーレーベルであるV2と契約していた間でさえ、俺達は友達の家やハリウッドの最悪な場所にある惨めなホテルで暮らしていた、ひどいものさ。住むところさえわからない状態でちゃんとした暮らしを心がけるのは大変だよ。10年あまりの間に俺達は様々な形で頭角を現し、高い評価を得たレコードを作り世界中をツアーしたけど、最後の数年には消えたかのようになっていた。
新作Wildlifeは俺が2年かけて曲を書いたよ。俺はハリウッドのスラム街を出て出身地である東ロサンジェルスのハイランドパークに戻った。環境の変化はハリウッドに住むことがもたらした全てのことから抜け出すために必要なものだった-絶望、ドラッグ、レコード業界のクズ野郎共。ドラマーのJeffは当時オレゴンのポートランドにいたから、全員が集まってセッションするためにLAに戻って来た。一方AlvinはLAで忙しくしていたし、Jasonは女の子が生まれ育児に励んでいた。みんなが集まると俺が紙切れに書き殴った30あまりの曲をガーっと演奏した。アルバムを形にするための約15日間、防音スタジオとして改築された2つのガレージに缶詰めになっていたよ。ほとんど会話もなく取り組んでいた。Jeffが到着した日からレコーディングが開始する前の晩まで、その間にWildlifeは生まれた。Ariel PinkとGiant DragのAnnieに少し助けてもらって、サンセット・サウンドの3号室で約20曲が録音された。PrinceがPurple Rainを作るため住まいとしていた、まさにその部屋さ。
残りのトラッキングとミキシングは俺のスタジオで行われた、ほとんどプロの監修を受けずにね。このノブを動かすとどうなるんだろう?やってみよう!って感じだよ。本能と多少集めた知識、ろくに使い方もわからない機材の使い方を覚えてみたいという新たに見つけた熱意に任せ、俺はアルバムを作った。ほとんどデビューリリースのようなものさ、いつもスタジオとは楽器を演奏するのと同様、自分達の意図を完全に伝達できるものだった、そういうバンドにとっては未知の領域だったよ。Wildlifeはピアノの演奏と車の整備を同時に覚えるようなものだった。進んでそうしたわけでは全くなく、むしろ必要に迫られたんだ。やらざるを得なかったのさ。
Wildlifeは野望と徹底的に強固な意志とを音にした、とてつもない大作の最新章を示すものだよ。数ヶ月にわたり死の灰を降らせるロックンロールの核爆弾みたいなものさ。このレコードは勝手に生まれて今日たまたま君の手に入ったわけではない。絶え間ない絶滅の危機にさらされながら作曲され、プロデュースされ録音されたものなんだ。当然ながら金がなくなってもずっと請求書は届き続ける。これはロサンジェルスの果てから届いた、ロックンロールをアートとして、教えとして信じるということの新たなドキュメントだよ。ここに集められた曲達は前作よりもそれ以前の作品よりも素晴らしい。俺達Icarus Lineはもしかしてもう二度とレコードを作れないかも知れない、だから全てのレコードが、まさにこれが最後かも知れないという思いで作られている。そんな感じがするだろう?揃いの服を着た社交クラブの連中に支配された音楽シーンの中で生き残るために闘うようなものだよ。もし君がIggyを好きなら、Roxy Musicが恋しいなら、Funkadelicの気分なら、君の人生にちょっとした危険が必要なら、何かを渇望しているなら、他に生きる道がなく突き動かされた落伍者達によって作られたロックンロールミュージックが好きなら、きっと気に入るさ。
http://eyeplug.net/magazine/?p=2549
新作Wildlifeは俺が2年かけて曲を書いたよ。俺はハリウッドのスラム街を出て出身地である東ロサンジェルスのハイランドパークに戻った。環境の変化はハリウッドに住むことがもたらした全てのことから抜け出すために必要なものだった-絶望、ドラッグ、レコード業界のクズ野郎共。ドラマーのJeffは当時オレゴンのポートランドにいたから、全員が集まってセッションするためにLAに戻って来た。一方AlvinはLAで忙しくしていたし、Jasonは女の子が生まれ育児に励んでいた。みんなが集まると俺が紙切れに書き殴った30あまりの曲をガーっと演奏した。アルバムを形にするための約15日間、防音スタジオとして改築された2つのガレージに缶詰めになっていたよ。ほとんど会話もなく取り組んでいた。Jeffが到着した日からレコーディングが開始する前の晩まで、その間にWildlifeは生まれた。Ariel PinkとGiant DragのAnnieに少し助けてもらって、サンセット・サウンドの3号室で約20曲が録音された。PrinceがPurple Rainを作るため住まいとしていた、まさにその部屋さ。
残りのトラッキングとミキシングは俺のスタジオで行われた、ほとんどプロの監修を受けずにね。このノブを動かすとどうなるんだろう?やってみよう!って感じだよ。本能と多少集めた知識、ろくに使い方もわからない機材の使い方を覚えてみたいという新たに見つけた熱意に任せ、俺はアルバムを作った。ほとんどデビューリリースのようなものさ、いつもスタジオとは楽器を演奏するのと同様、自分達の意図を完全に伝達できるものだった、そういうバンドにとっては未知の領域だったよ。Wildlifeはピアノの演奏と車の整備を同時に覚えるようなものだった。進んでそうしたわけでは全くなく、むしろ必要に迫られたんだ。やらざるを得なかったのさ。
Wildlifeは野望と徹底的に強固な意志とを音にした、とてつもない大作の最新章を示すものだよ。数ヶ月にわたり死の灰を降らせるロックンロールの核爆弾みたいなものさ。このレコードは勝手に生まれて今日たまたま君の手に入ったわけではない。絶え間ない絶滅の危機にさらされながら作曲され、プロデュースされ録音されたものなんだ。当然ながら金がなくなってもずっと請求書は届き続ける。これはロサンジェルスの果てから届いた、ロックンロールをアートとして、教えとして信じるということの新たなドキュメントだよ。ここに集められた曲達は前作よりもそれ以前の作品よりも素晴らしい。俺達Icarus Lineはもしかしてもう二度とレコードを作れないかも知れない、だから全てのレコードが、まさにこれが最後かも知れないという思いで作られている。そんな感じがするだろう?揃いの服を着た社交クラブの連中に支配された音楽シーンの中で生き残るために闘うようなものだよ。もし君がIggyを好きなら、Roxy Musicが恋しいなら、Funkadelicの気分なら、君の人生にちょっとした危険が必要なら、何かを渇望しているなら、他に生きる道がなく突き動かされた落伍者達によって作られたロックンロールミュージックが好きなら、きっと気に入るさ。
http://eyeplug.net/magazine/?p=2549
2011'08.19.Fri
俺のもう一人の指導者、過去の2作品をプロデュースした人であるニューヨークのMike Mussmanoがやって来てスタジオを作るのを手伝ってくれた。彼が正しい方向へと後押ししてくれたんだよ。俺はちゃんと教育を受けたことなんてないからさ、全くね。このアルバムの大部分が試作や実験だった、何かしらIcarus Lineらしいものを作ろうとするということに関してはね。 他のアルバムはDave SardyやAlan Moulder、すごく有名なロックのエンジニアやミキサーにミックスして貰っていたから、俺はその代役としての重責を担っていた。「さあ、どうやればいいんだろう、どうすれば他のアルバムと遜色ないものを作れるだろう、どうすれば全てがうまくいくだろう、レコーディングして曲を書いて、全てを自分でやらなければ・・・」そんな見通しに確実に恐れをなしたよ。作り始めは非常に厄介だった。大量の血と汗と涙を流した挙げ句、今は自分のやっていることがわかっているし自信もついたね。とは言え、もう一人でやりたくはないかな(笑)。
-レコーディング中、間違ってやったことが却って素晴らしかったから最終的にはそのままにした、なんてことはあったの?
しょっちゅうだよ!たとえば「We Want More」のイントロだけど、何かを間違って繋いでしまって、途端に耳から血が出たよ。そして俺は「すぐに録音しなきゃ!」で、それを録音したのさ。ほとんど毎回「俺何やったんだろ?」と思うようなひどい失敗か、採用しようと思えるハッピーなアクシデントのどちらかになったね。このレコードには俺が何かを学んだ、あるいは何かを捨て去った、たくさんの自然発生的な瞬間が詰まっているんだ。そんなわけでかなりクレイジーだよ。アルバムの大部分が、暗闇であがいている俺そのものというわけさ。
-自分で物事を学ぶのはいいけれど、他の誰かのやり方をベースにしていないから、あなたは自分で自分のやり方を見つけると。
自分のやり方を開拓するしかないんだよ。
-だからこそユニークになる。
その通りだと思うよ。俺が持っていた唯一の青写真は他のレコードだった。俺が好きで聴いてきた、どうすればこんな音が作れるんだろうと思うような-どうやってSly StoneはThere’s A Riot Goin’ Onみたいな音を作れたんだろう?-俺はそれを自分のやり方でやってみるんだ。結局それとは全く違った音になるとしても、それを感じさせるものになるのさ。
-フィーリングは最も重要なものの一つだよね。音楽は人の感情やアイデアを喚起し、また人を行動させるわ。
本当だよ!何より大事なのは行動することさ。
-ミキシングの際に参考にしていたアルバムは?
ミックスを確認するためにいくつかをデスクに置いていたよ、そうすることが時にはいいんだ。まずAngels Of Lightの We Are Himだね。そのミックスと比較するんだよ。音質的に俺達のやろうとしていることに近いし、現代的な音がする良いレコードだと感じたんだ。あとスタジオでかけていたのはRoxy MusicのManifesto 、David BowieのLowだね。
-Ariel PinkとAnnieがゲストで参加しているの?
そうだよ。Arielがやって来て、作業中の曲を聴かせてみたところ「アイデアがあるんだ、マイクをセットしてくれよ」って言うから、即録音したんだよ。彼はいくつかノイズを出して去って行き、それはそのままレコードになった。Annieに関して言えば、彼女はずっとそばにいたし長いこと俺達とは密接な関係なんだよ。いつも俺がやっていることに関わっていた。俺は彼女の反応を重要視しているんだ。よく自分の作ったものを彼女に聴かせ、彼女の意見を訊くんだけど、それに対して彼女は協力的であると同時に、とても正直なんだ。彼女はいつもバンドがやっていることに関わっている。自分がどう感じるかについて、間違いなく率直なんだよ。
-彼女と深く関わって作業することで学んだことはある?
ああ、確実にね。彼女は今までに俺が出会った、最も天賦の才を持ったソングライターの一人だと思うよ。彼女は曲を書こうとするわけじゃない、ただ彼女の中から出て来るんだ。ギターを手に取るだけで数秒にして曲が出来る、そしてそれは良いものになる-駄作になんかならないんだ。その場ですぐに素晴らしい曲を作れるんだよ。彼女は物事をシンプルにし更にあるレベルまで凝縮するという点で、間違いなく俺に影響を与えているね。彼女の曲作りの純粋さ全てが、いつも俺の尊敬しているところだね。かなりの影響を受けているよ。
-彼女の曲はたくさん隙があるようでいて、同時に豊かなサウンドを持ってもいる、そこが好きだわ。わかるかしら?
ああ、本当だよね。彼女の新作はもう最高なんだよ。
-LAに住むことはあなたの音楽にどう影響を与えている?
ここにいると多すぎる選択肢に囲まれているから、音楽やアート、何もかもがある意味至れり尽くせりだね。ある種エンターテインメントのメッカだよ。実際ここにいると本当にうんざりするよ、アートをやろうとしている場合にはね。この街を作っている一番価値のあるものだからさ、それがロサンジェルスに光を当てているんだよ、音楽、映画、アート-それが人々をせき立てているんだ。 この業界に従来のやり方ではあまり馴染むことが出来ない俺みたいな人間にとって、こういう環境に住んでいると、いつもここの音楽業界ではアウトサイダーであるような気がするんだよ。人生の大半にわたって関与して来たにも関わらずね。うんざりするよ、この街でのアーティストの扱われ方、捉えられ方は嫌悪せずにいられないね。
-LAに来るたび、みんなが顔見知りなんだなということに気付くわ。
ここでは、ステイタスというのは多くの人にとって非常に重要なんだ。みんな、知らない人であっても知ってるって言うんだよ。競争の激しい街だからね。アンダーグラウンドミュージックという小宇宙の中でさえもとても競争的で・・・特に音楽ビジネスが絶滅しかけている最近では、みんなほんの小さな成功のきっかけをめぐって争っているのさ、口には出さなくてもね。音楽で生き残ろうとするには巨大なプレッシャーがあるんだ。多くの人にとってはまあ金のかかる趣味ってところなんだよ、現時点ではね。
-あなたの発言を読んだけれど、あなたはかなり楽観的に受け止めている、そしてあなたのような職種では、そうならざるを得ないと。
ああ、それが大事だよ。諦めるわけにはいかないのさ。楽観的になるべきだ、そうでないと何の意味があるんだい?将来を明るい目で見ないと何をするにしても意味がないよ。開かれた心を持ち、物事はいつだって良くも悪くも変えられるという考えを持つべきだ。つまりこの瞬間に生き、そして一秒も無駄にしないということさ。
-今作っている最新のアルバムについて教えてくれる?
少しだけね。これはTroyとレコーディングする初めてのアルバムになるんだ。彼はバンドで長いことプレイしていて、オーストラリアに一緒に行ったりもしたよ。レコーディングに参加したことはないんだ、いつもJeffが叩いていた。過去にそういう経験を共有したことがないからね、楽しみだよ。あと言えるのは、おそらくWildlifeよりもヘヴィーなアルバムになるよ。もっとラウドなギターのね。
-他に最近やっていることは?
Wildlifeを作り終えた後Giant Dragの新作のプロデュースとエンジニアをやったよ、最高の出来なんだ。自分のスタジオでレコードをプロデュースすることが、今の俺が来る日も来る日も四六時中やっていることだね。バンドがレコードを作るのを手伝うんだ、地元の良いバンドをたくさん手掛けたよ、Queen Kwongとか色々ね。ロサンジェルス周辺では浮いてるようなものばかりさ。色んな人のファーストアルバムを手掛けたよ。Icarus Lineとして何もやっていない時には、他の人達がより良いレコードを作れるよう手助けするのが好きなんだ。素敵なヴィンテージの機材がいっぱいあるから、それらを彼等にも払える金額で貸し出したりさ。ほんの少しのお金で、みんなが素晴らしい作品を作れるようにね。
-なくなったヴィンテージ・ベースは見つかったの?
いや、消えてしまったね-盗まれたのさ!
-それはひどい!思い入れがある場合は特にね。
本当だよ!しかも高価なものだしね。4,000ドルくらいするベースなのに、消えてしまったよ。残念ながらもう出て来ないだろうね、最悪だよ。そんなに楽器に執着しないんだけど、あれは俺達が持っている数少ない本当にいい楽器の一つだったんだ。超高価なヴィンテージものの一つだったし、俺達のレコードのサウンドの特徴ともなるものだった。残念だけどまあしょうがないさ、前に進むしかないよね。その気になればポットや鍋を叩いてレコードを作ることだって出来るさ(笑)。
-今の状況に満足している?
そうでもないかな、やらなければならないことは常にあるからね。全てやり遂げたと感じたことは一度もないよ、満足はしていない。ハッピーだけど決して満足はしていないよ。今年は出来ればもっとツアーしたいね。今のミュージックシーンには穴があると思うんだ、俺達が数年シーンから去っていて-俺はレコードをプロデュースしたり、みんなそれぞれ自分達のことをやっている間に-でもその穴を埋めるバンドがまだいないと思うんだよね。新しい音楽とともに外に出てもっとプレイしたいし、世界を再探求し、人々の反応を見たくてたまらないよ。
-レコーディング中、間違ってやったことが却って素晴らしかったから最終的にはそのままにした、なんてことはあったの?
しょっちゅうだよ!たとえば「We Want More」のイントロだけど、何かを間違って繋いでしまって、途端に耳から血が出たよ。そして俺は「すぐに録音しなきゃ!」で、それを録音したのさ。ほとんど毎回「俺何やったんだろ?」と思うようなひどい失敗か、採用しようと思えるハッピーなアクシデントのどちらかになったね。このレコードには俺が何かを学んだ、あるいは何かを捨て去った、たくさんの自然発生的な瞬間が詰まっているんだ。そんなわけでかなりクレイジーだよ。アルバムの大部分が、暗闇であがいている俺そのものというわけさ。
-自分で物事を学ぶのはいいけれど、他の誰かのやり方をベースにしていないから、あなたは自分で自分のやり方を見つけると。
自分のやり方を開拓するしかないんだよ。
-だからこそユニークになる。
その通りだと思うよ。俺が持っていた唯一の青写真は他のレコードだった。俺が好きで聴いてきた、どうすればこんな音が作れるんだろうと思うような-どうやってSly StoneはThere’s A Riot Goin’ Onみたいな音を作れたんだろう?-俺はそれを自分のやり方でやってみるんだ。結局それとは全く違った音になるとしても、それを感じさせるものになるのさ。
-フィーリングは最も重要なものの一つだよね。音楽は人の感情やアイデアを喚起し、また人を行動させるわ。
本当だよ!何より大事なのは行動することさ。
-ミキシングの際に参考にしていたアルバムは?
ミックスを確認するためにいくつかをデスクに置いていたよ、そうすることが時にはいいんだ。まずAngels Of Lightの We Are Himだね。そのミックスと比較するんだよ。音質的に俺達のやろうとしていることに近いし、現代的な音がする良いレコードだと感じたんだ。あとスタジオでかけていたのはRoxy MusicのManifesto 、David BowieのLowだね。
-Ariel PinkとAnnieがゲストで参加しているの?
そうだよ。Arielがやって来て、作業中の曲を聴かせてみたところ「アイデアがあるんだ、マイクをセットしてくれよ」って言うから、即録音したんだよ。彼はいくつかノイズを出して去って行き、それはそのままレコードになった。Annieに関して言えば、彼女はずっとそばにいたし長いこと俺達とは密接な関係なんだよ。いつも俺がやっていることに関わっていた。俺は彼女の反応を重要視しているんだ。よく自分の作ったものを彼女に聴かせ、彼女の意見を訊くんだけど、それに対して彼女は協力的であると同時に、とても正直なんだ。彼女はいつもバンドがやっていることに関わっている。自分がどう感じるかについて、間違いなく率直なんだよ。
-彼女と深く関わって作業することで学んだことはある?
ああ、確実にね。彼女は今までに俺が出会った、最も天賦の才を持ったソングライターの一人だと思うよ。彼女は曲を書こうとするわけじゃない、ただ彼女の中から出て来るんだ。ギターを手に取るだけで数秒にして曲が出来る、そしてそれは良いものになる-駄作になんかならないんだ。その場ですぐに素晴らしい曲を作れるんだよ。彼女は物事をシンプルにし更にあるレベルまで凝縮するという点で、間違いなく俺に影響を与えているね。彼女の曲作りの純粋さ全てが、いつも俺の尊敬しているところだね。かなりの影響を受けているよ。
-彼女の曲はたくさん隙があるようでいて、同時に豊かなサウンドを持ってもいる、そこが好きだわ。わかるかしら?
ああ、本当だよね。彼女の新作はもう最高なんだよ。
-LAに住むことはあなたの音楽にどう影響を与えている?
ここにいると多すぎる選択肢に囲まれているから、音楽やアート、何もかもがある意味至れり尽くせりだね。ある種エンターテインメントのメッカだよ。実際ここにいると本当にうんざりするよ、アートをやろうとしている場合にはね。この街を作っている一番価値のあるものだからさ、それがロサンジェルスに光を当てているんだよ、音楽、映画、アート-それが人々をせき立てているんだ。 この業界に従来のやり方ではあまり馴染むことが出来ない俺みたいな人間にとって、こういう環境に住んでいると、いつもここの音楽業界ではアウトサイダーであるような気がするんだよ。人生の大半にわたって関与して来たにも関わらずね。うんざりするよ、この街でのアーティストの扱われ方、捉えられ方は嫌悪せずにいられないね。
-LAに来るたび、みんなが顔見知りなんだなということに気付くわ。
ここでは、ステイタスというのは多くの人にとって非常に重要なんだ。みんな、知らない人であっても知ってるって言うんだよ。競争の激しい街だからね。アンダーグラウンドミュージックという小宇宙の中でさえもとても競争的で・・・特に音楽ビジネスが絶滅しかけている最近では、みんなほんの小さな成功のきっかけをめぐって争っているのさ、口には出さなくてもね。音楽で生き残ろうとするには巨大なプレッシャーがあるんだ。多くの人にとってはまあ金のかかる趣味ってところなんだよ、現時点ではね。
-あなたの発言を読んだけれど、あなたはかなり楽観的に受け止めている、そしてあなたのような職種では、そうならざるを得ないと。
ああ、それが大事だよ。諦めるわけにはいかないのさ。楽観的になるべきだ、そうでないと何の意味があるんだい?将来を明るい目で見ないと何をするにしても意味がないよ。開かれた心を持ち、物事はいつだって良くも悪くも変えられるという考えを持つべきだ。つまりこの瞬間に生き、そして一秒も無駄にしないということさ。
-今作っている最新のアルバムについて教えてくれる?
少しだけね。これはTroyとレコーディングする初めてのアルバムになるんだ。彼はバンドで長いことプレイしていて、オーストラリアに一緒に行ったりもしたよ。レコーディングに参加したことはないんだ、いつもJeffが叩いていた。過去にそういう経験を共有したことがないからね、楽しみだよ。あと言えるのは、おそらくWildlifeよりもヘヴィーなアルバムになるよ。もっとラウドなギターのね。
-他に最近やっていることは?
Wildlifeを作り終えた後Giant Dragの新作のプロデュースとエンジニアをやったよ、最高の出来なんだ。自分のスタジオでレコードをプロデュースすることが、今の俺が来る日も来る日も四六時中やっていることだね。バンドがレコードを作るのを手伝うんだ、地元の良いバンドをたくさん手掛けたよ、Queen Kwongとか色々ね。ロサンジェルス周辺では浮いてるようなものばかりさ。色んな人のファーストアルバムを手掛けたよ。Icarus Lineとして何もやっていない時には、他の人達がより良いレコードを作れるよう手助けするのが好きなんだ。素敵なヴィンテージの機材がいっぱいあるから、それらを彼等にも払える金額で貸し出したりさ。ほんの少しのお金で、みんなが素晴らしい作品を作れるようにね。
-なくなったヴィンテージ・ベースは見つかったの?
いや、消えてしまったね-盗まれたのさ!
-それはひどい!思い入れがある場合は特にね。
本当だよ!しかも高価なものだしね。4,000ドルくらいするベースなのに、消えてしまったよ。残念ながらもう出て来ないだろうね、最悪だよ。そんなに楽器に執着しないんだけど、あれは俺達が持っている数少ない本当にいい楽器の一つだったんだ。超高価なヴィンテージものの一つだったし、俺達のレコードのサウンドの特徴ともなるものだった。残念だけどまあしょうがないさ、前に進むしかないよね。その気になればポットや鍋を叩いてレコードを作ることだって出来るさ(笑)。
-今の状況に満足している?
そうでもないかな、やらなければならないことは常にあるからね。全てやり遂げたと感じたことは一度もないよ、満足はしていない。ハッピーだけど決して満足はしていないよ。今年は出来ればもっとツアーしたいね。今のミュージックシーンには穴があると思うんだ、俺達が数年シーンから去っていて-俺はレコードをプロデュースしたり、みんなそれぞれ自分達のことをやっている間に-でもその穴を埋めるバンドがまだいないと思うんだよね。新しい音楽とともに外に出てもっとプレイしたいし、世界を再探求し、人々の反応を見たくてたまらないよ。
2011'08.18.Thu
-プレイする時、ゴールとするものはある?何かを・・・
成し遂げる?
-ヴィジョンは持っている?
バンドを始めた頃から全てのIcarus Lineのパフォーマンスには常に共通する武器があるんだ。ステージ上で出来る限り激しくあること。俺達はいつもJames BrownやStoogesに憧れていた-ライヴ中ずっと、肉体的にも精神的にも、そして音楽的にも自分達を追い詰めること。それは俺達にとって、癒しの手段に近いものを持てる唯一の時間なんだよ-外の世界とある種の対話をするというね。
自己表現において、障壁になるものがあったり取れる手段が限られている場合、それはどうしても爆発的なものになるんだ、人々の前で演奏する限られた時間の中でひどく自分を追い込むことになるために。それが俺達のやり方だよ、常に激しいんだ。それを気に入る人もいればうんざりする人もいる、でも大した問題じゃないさ、俺達はオーディエンスに迎合するようなバンドじゃないからね。むしろ、気に入らなければ帰ればいいだけさ。
-それが私の好きな所よ。2000年代の始めにブリズベンであなた達を観た時その激しさを感じたし、この17年間で何百ものバンドを観たにも関わらず、いつも心に焼き付いているギグの一つだわ。
これが俺達の最後のショウであるかのような感じ?
-そう。
みんなそう感じるんだよ。俺達にとってパフォーマンスとは常に過酷なものさ、実際俺達がいかに受けるかによって決まるんだから。オーディエンスはその時俺達が何を経験しているかっていうのを正確に辿ることになる。変に聞こえるかも知れないけど、全オーディエンス、俺達は彼等の手中にあるんだ。俺達がうまくやれなければみんながっかりして帰っていく、俺達がうまくやれればみんなハッピーになって帰っていく。俺達の特殊な所さ。他のバンドだと一貫して、ステージに現れ演奏し大体気に入って貰えれば、みんなそれが上出来だったと思う。でも俺達の場合最高か最悪かどっちかなんだよ、いつもそうなんだ。
-インタビューで、あなたは10年間にわたるバンドの成功と失敗とを背負っているような気がする、また何かが駄目になった時、バンドの中で誰よりもその責任を負う立場にあると語っていたけれど、この10年間における一番の成功と失敗とは何だと思う?
バンドにとって一番の成功とは、レコードを作って出すことが出来たということだね。新しいレコードに取りかかる時、いつも驚嘆するんだ。こうして記録を作っていけることを望むよ。俺達はかなり低い所から這い上がってきたからね、本当にこれは恩恵だと感じている。間違いなく成功だよ。
世界に目を向けることが出来ること、伝説的な場所で最高のプロデューサーと仕事が出来ること、俺にとってはそれら全てが成功だと言えるよ。
他人に屈したり自分達のやり方を司法取引もしかねない人々がいる中で、ずっと妥協せずにいられることも、俺は成功だと思っている。成功のため、または成功のチャンスのために、自分が自分であること・バンドがバンドであること、バンドの完全性について何一つ妥協していないんだ。ほとんどの人々は気付かないふりをするんだよ、成功するために。俺達は妥協のないヴィジョンというもののキャリアを築いて来たと思うんだ。
-失敗についてはどう?本当に失敗したという時期はあったと思う?
何とも言えないね。今までやって来たことで後悔するようなことは特にないよ。とは言うものの、その時において最善とは言えないようなことをやってしまったことはいっぱいあっただろうね。まあそれも全て成長過程さ。俺達は本当に若い頃からスタートした。バンドをフォローしている人達は俺達が成長していくのを見るし、何かやらかしてクラブから閉め出されるのを見る。要するにある意味人目に晒されながら、どうやって大人になっていくかを学ぶわけさ。それについて個人的に後悔することは何もないよ。それが現実さ、楽しいこともいっぱいあったし俺達は俺達でいた。泣くようなことは何もないね。
-世間の注目を浴びながら成長していくということは大変ではなかった?
そうでもないよ。俺達はシンボル的な存在だとか有名だとかそういうものではなかったからね、あまり大した問題ではなかった。俺達について書かれることと言えばいつも、俺達が何かやらかしたとか・・・俺達が若い頃にしでかした、Strokesのツアーバスへの落書きやその手のふざけた行動だとか、Buddyheadと繋がりがあるとか、あるいは俺達の音楽が当時の他の音楽と比べていかにユニークであるかとか、そういったことだった。大変ではなかったし、それが俺達の人生だよ、それが俺達のやっていることだ。いつでも誰であってもバンドやレコードに興味を持ってくれるのはいいことだよ、素晴らしいね!俺達はよくやっているさ。
-あなたは今もユニークな音楽を作っているよね。新作は他のものに比べることが出来ないわ。
正直言って、俺も新作が何に似てるかっていうのがよくわからないんだよね。間違いなく前進だよ。全てのレコードはある程度互いに似通うところがあるものだけど、新作は他のどのレコードにも似ていないんだ。俺の知っているどのバンドとも似ていないんだよ。
-私にとって新作は、リアルなグルーブとブルージーなソウルミュージック的要素を持っていながら、なおかつロックンロールであると感じるわ。
まさに。俺はブラックミュージックにかなりの影響を受けているんだ。若い頃俺達はむしろハードコアパンクのバンドだったけど、みんなブラックミュージックが好きだった。ただそういったものをプレイ出来る段階ではなかったんだよ。成長するにつれて、ありのままの自分だったり、違った型式のものをプレイすることだったりを、受け入れるゆとりが出て来るんじゃないかな。
-新作のWildlifeについて、全体的なヴィジョンはあった?
全体的なヴィジョンは特になかったね、何故ならそれがIcarus Lineのアルバムになるかどうかさえよくわからなかったんだ。アルバムのための曲を作り始めた時、バンドはひどくバラバラになっていた。Jeffはポートランドに住んでいたし、俺達はしばらく一緒にやっていなかった。だからアルバムを作り始めた時、俺はそれがどういった方向に向かおうとしているのかよくわかっていなかった、でも最終的にはIcarus Lineのアルバムになったんだよ。現時点で俺が思うのは、まあ「これが俺の現状だよ」という感じかな(笑)。壮大なヴィジョンは何もなく、その当時俺達の身の周りに起こっていたことの記録に過ぎないんだ。
-Icarus Lineのアルバムになるということに気付いた時点というものがあったの?
誰に叩いて貰うべきかわからなくてさ、Jeffに10日間LAに来て一緒にやってくれるよう説得したんだ。俺達は口もきいていなかったんだ、いい関係になかった。彼がやって来て一緒にプレイし始めると、瞬時にいい感じになったんだよ。全員が一室に集まると即座に、俺達はIcarus Lineのロックンロールレコードを作ろうとしているんだ、ということがわかった。演奏を始めた瞬間から疑問はなくなったね。
-有機的に何かが起こること、何かが間違いないと感じられること、それはいいものだね。
必要に迫られてアルバムを作るわけじゃないんだ、タイミングが全てなんだよ。だからアルバムを出すまでに年数が空いたりする、誰も金を持っていないからね。またツアーをやれるのか、またアルバムを作れるのか俺達にはわからない。でも最近はかつてないほどに、きっとまたいくつかアルバムを作れるような気がするんだ。実際に今新作に取りかかっていて、Wildlifeが出る頃には次のアルバムとして録音されることになるよ。
-WildlifeはあなたとAnnieのレーベルRoar Scratch Recordsからリリースされ、次のアルバムは(アメリカで)秋にBuddyheadからリリースされるということ?
ああ、まあその予定ではいるけど、最新作がいつ出るかはよくわからないな。でも間違いなく秋には最終段階に入っているはずだよ。
-Wildlifeについてどう思っている?
自分の作品全てについて感じることだけど、もっとうまく出来たはずだといつも思うんだよね。それがまた新作を作り始めている理由だよ。心から満足したことがないんだ。今までに作ったどんなものよりもWildlifeに満足してはいるけど、それを凌ぐものを作り、もっとうまく出来るはずだと思っている。完全性をひとかけらも犠牲にすることなく、より広い意味で人々を感動させられるアルバムを作れるはずだと思うんだよ。
-アルバムの中で好きな曲は?
奇妙なのは、録音したもののいくつかはライヴでやるより良いものになったりするんだよ。ライヴでやるには「All The Little Things」が好きだね、本当にいい感じなんだよ。レコードで聴く分には「Soul Slave」の仕上がりが好きだな。このアルバムについて言えることは、俺自身がプロデュースし、エンジニアもミックスも全て自分でやった初めてのレコードだということなんだ。
このレコードとレコーディングプロセス以前には、俺には技術的な経験が全くなかった。一緒にレコーディングしたエンジニアと作業した経験はあったし、どの機材がどんな役割をするか、何を彼等に頼めばいいか、たとえば「1176のコンプレッサーをボーカルに乗せてくれる?」とか、そういうことは知っていたものの、本当に関わったことはそれまでなかったんだ。いつもは信頼している人達と仕事を出来るだけの予算を持っていたからね。それが今までのやり方だった。
Wildlifeを作るための金を手にした時、俺はレコード業界は腐りかけているという感覚を持っていた。俺は正しかったよ。機材一式を手に入れ、この金でとても良いスタジオを作りその使い方を覚えたなら、少なくともこれまで通りレコードを作り続けることが出来るだろうと思った。たとえセブンイレブンでタバコを売って働いていたとしても、それでも仕事を終えた後には本当に素晴らしいレコードを作ろうとすることが出来る。
このアルバムを作り始めて、俺はスタジオで長時間を過ごした。レコードを作るためだけでなく、レコードの作り方を本当に学ぶためにね。素晴らしいガイダンスを受けたんだよ、Greg Gordonのような人がいたからね、俺が人生で出会った最高のエンジニアの一人さ。彼はWildlifeのドラムをトラックしてくれた。彼は何でもやってるんだよ、SupergrassにOasis、大作ばかりさ!俺の良き指導者だよ、彼に訊いてみたいことはいくらでもあるね。
成し遂げる?
-ヴィジョンは持っている?
バンドを始めた頃から全てのIcarus Lineのパフォーマンスには常に共通する武器があるんだ。ステージ上で出来る限り激しくあること。俺達はいつもJames BrownやStoogesに憧れていた-ライヴ中ずっと、肉体的にも精神的にも、そして音楽的にも自分達を追い詰めること。それは俺達にとって、癒しの手段に近いものを持てる唯一の時間なんだよ-外の世界とある種の対話をするというね。
自己表現において、障壁になるものがあったり取れる手段が限られている場合、それはどうしても爆発的なものになるんだ、人々の前で演奏する限られた時間の中でひどく自分を追い込むことになるために。それが俺達のやり方だよ、常に激しいんだ。それを気に入る人もいればうんざりする人もいる、でも大した問題じゃないさ、俺達はオーディエンスに迎合するようなバンドじゃないからね。むしろ、気に入らなければ帰ればいいだけさ。
-それが私の好きな所よ。2000年代の始めにブリズベンであなた達を観た時その激しさを感じたし、この17年間で何百ものバンドを観たにも関わらず、いつも心に焼き付いているギグの一つだわ。
これが俺達の最後のショウであるかのような感じ?
-そう。
みんなそう感じるんだよ。俺達にとってパフォーマンスとは常に過酷なものさ、実際俺達がいかに受けるかによって決まるんだから。オーディエンスはその時俺達が何を経験しているかっていうのを正確に辿ることになる。変に聞こえるかも知れないけど、全オーディエンス、俺達は彼等の手中にあるんだ。俺達がうまくやれなければみんながっかりして帰っていく、俺達がうまくやれればみんなハッピーになって帰っていく。俺達の特殊な所さ。他のバンドだと一貫して、ステージに現れ演奏し大体気に入って貰えれば、みんなそれが上出来だったと思う。でも俺達の場合最高か最悪かどっちかなんだよ、いつもそうなんだ。
-インタビューで、あなたは10年間にわたるバンドの成功と失敗とを背負っているような気がする、また何かが駄目になった時、バンドの中で誰よりもその責任を負う立場にあると語っていたけれど、この10年間における一番の成功と失敗とは何だと思う?
バンドにとって一番の成功とは、レコードを作って出すことが出来たということだね。新しいレコードに取りかかる時、いつも驚嘆するんだ。こうして記録を作っていけることを望むよ。俺達はかなり低い所から這い上がってきたからね、本当にこれは恩恵だと感じている。間違いなく成功だよ。
世界に目を向けることが出来ること、伝説的な場所で最高のプロデューサーと仕事が出来ること、俺にとってはそれら全てが成功だと言えるよ。
他人に屈したり自分達のやり方を司法取引もしかねない人々がいる中で、ずっと妥協せずにいられることも、俺は成功だと思っている。成功のため、または成功のチャンスのために、自分が自分であること・バンドがバンドであること、バンドの完全性について何一つ妥協していないんだ。ほとんどの人々は気付かないふりをするんだよ、成功するために。俺達は妥協のないヴィジョンというもののキャリアを築いて来たと思うんだ。
-失敗についてはどう?本当に失敗したという時期はあったと思う?
何とも言えないね。今までやって来たことで後悔するようなことは特にないよ。とは言うものの、その時において最善とは言えないようなことをやってしまったことはいっぱいあっただろうね。まあそれも全て成長過程さ。俺達は本当に若い頃からスタートした。バンドをフォローしている人達は俺達が成長していくのを見るし、何かやらかしてクラブから閉め出されるのを見る。要するにある意味人目に晒されながら、どうやって大人になっていくかを学ぶわけさ。それについて個人的に後悔することは何もないよ。それが現実さ、楽しいこともいっぱいあったし俺達は俺達でいた。泣くようなことは何もないね。
-世間の注目を浴びながら成長していくということは大変ではなかった?
そうでもないよ。俺達はシンボル的な存在だとか有名だとかそういうものではなかったからね、あまり大した問題ではなかった。俺達について書かれることと言えばいつも、俺達が何かやらかしたとか・・・俺達が若い頃にしでかした、Strokesのツアーバスへの落書きやその手のふざけた行動だとか、Buddyheadと繋がりがあるとか、あるいは俺達の音楽が当時の他の音楽と比べていかにユニークであるかとか、そういったことだった。大変ではなかったし、それが俺達の人生だよ、それが俺達のやっていることだ。いつでも誰であってもバンドやレコードに興味を持ってくれるのはいいことだよ、素晴らしいね!俺達はよくやっているさ。
-あなたは今もユニークな音楽を作っているよね。新作は他のものに比べることが出来ないわ。
正直言って、俺も新作が何に似てるかっていうのがよくわからないんだよね。間違いなく前進だよ。全てのレコードはある程度互いに似通うところがあるものだけど、新作は他のどのレコードにも似ていないんだ。俺の知っているどのバンドとも似ていないんだよ。
-私にとって新作は、リアルなグルーブとブルージーなソウルミュージック的要素を持っていながら、なおかつロックンロールであると感じるわ。
まさに。俺はブラックミュージックにかなりの影響を受けているんだ。若い頃俺達はむしろハードコアパンクのバンドだったけど、みんなブラックミュージックが好きだった。ただそういったものをプレイ出来る段階ではなかったんだよ。成長するにつれて、ありのままの自分だったり、違った型式のものをプレイすることだったりを、受け入れるゆとりが出て来るんじゃないかな。
-新作のWildlifeについて、全体的なヴィジョンはあった?
全体的なヴィジョンは特になかったね、何故ならそれがIcarus Lineのアルバムになるかどうかさえよくわからなかったんだ。アルバムのための曲を作り始めた時、バンドはひどくバラバラになっていた。Jeffはポートランドに住んでいたし、俺達はしばらく一緒にやっていなかった。だからアルバムを作り始めた時、俺はそれがどういった方向に向かおうとしているのかよくわかっていなかった、でも最終的にはIcarus Lineのアルバムになったんだよ。現時点で俺が思うのは、まあ「これが俺の現状だよ」という感じかな(笑)。壮大なヴィジョンは何もなく、その当時俺達の身の周りに起こっていたことの記録に過ぎないんだ。
-Icarus Lineのアルバムになるということに気付いた時点というものがあったの?
誰に叩いて貰うべきかわからなくてさ、Jeffに10日間LAに来て一緒にやってくれるよう説得したんだ。俺達は口もきいていなかったんだ、いい関係になかった。彼がやって来て一緒にプレイし始めると、瞬時にいい感じになったんだよ。全員が一室に集まると即座に、俺達はIcarus Lineのロックンロールレコードを作ろうとしているんだ、ということがわかった。演奏を始めた瞬間から疑問はなくなったね。
-有機的に何かが起こること、何かが間違いないと感じられること、それはいいものだね。
必要に迫られてアルバムを作るわけじゃないんだ、タイミングが全てなんだよ。だからアルバムを出すまでに年数が空いたりする、誰も金を持っていないからね。またツアーをやれるのか、またアルバムを作れるのか俺達にはわからない。でも最近はかつてないほどに、きっとまたいくつかアルバムを作れるような気がするんだ。実際に今新作に取りかかっていて、Wildlifeが出る頃には次のアルバムとして録音されることになるよ。
-WildlifeはあなたとAnnieのレーベルRoar Scratch Recordsからリリースされ、次のアルバムは(アメリカで)秋にBuddyheadからリリースされるということ?
ああ、まあその予定ではいるけど、最新作がいつ出るかはよくわからないな。でも間違いなく秋には最終段階に入っているはずだよ。
-Wildlifeについてどう思っている?
自分の作品全てについて感じることだけど、もっとうまく出来たはずだといつも思うんだよね。それがまた新作を作り始めている理由だよ。心から満足したことがないんだ。今までに作ったどんなものよりもWildlifeに満足してはいるけど、それを凌ぐものを作り、もっとうまく出来るはずだと思っている。完全性をひとかけらも犠牲にすることなく、より広い意味で人々を感動させられるアルバムを作れるはずだと思うんだよ。
-アルバムの中で好きな曲は?
奇妙なのは、録音したもののいくつかはライヴでやるより良いものになったりするんだよ。ライヴでやるには「All The Little Things」が好きだね、本当にいい感じなんだよ。レコードで聴く分には「Soul Slave」の仕上がりが好きだな。このアルバムについて言えることは、俺自身がプロデュースし、エンジニアもミックスも全て自分でやった初めてのレコードだということなんだ。
このレコードとレコーディングプロセス以前には、俺には技術的な経験が全くなかった。一緒にレコーディングしたエンジニアと作業した経験はあったし、どの機材がどんな役割をするか、何を彼等に頼めばいいか、たとえば「1176のコンプレッサーをボーカルに乗せてくれる?」とか、そういうことは知っていたものの、本当に関わったことはそれまでなかったんだ。いつもは信頼している人達と仕事を出来るだけの予算を持っていたからね。それが今までのやり方だった。
Wildlifeを作るための金を手にした時、俺はレコード業界は腐りかけているという感覚を持っていた。俺は正しかったよ。機材一式を手に入れ、この金でとても良いスタジオを作りその使い方を覚えたなら、少なくともこれまで通りレコードを作り続けることが出来るだろうと思った。たとえセブンイレブンでタバコを売って働いていたとしても、それでも仕事を終えた後には本当に素晴らしいレコードを作ろうとすることが出来る。
このアルバムを作り始めて、俺はスタジオで長時間を過ごした。レコードを作るためだけでなく、レコードの作り方を本当に学ぶためにね。素晴らしいガイダンスを受けたんだよ、Greg Gordonのような人がいたからね、俺が人生で出会った最高のエンジニアの一人さ。彼はWildlifeのドラムをトラックしてくれた。彼は何でもやってるんだよ、SupergrassにOasis、大作ばかりさ!俺の良き指導者だよ、彼に訊いてみたいことはいくらでもあるね。
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